Google Translator

2020年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

管理人の定年後の友としてFXのブログは別途ここに

Twitter

最近のトラックバック

« 講義「イノベーションの経済学(第5章)技術革新」 | トップページ | 講義「イノベーションの経済学(第7章)知識のマネジメント」(最終章) »

講義「イノベーションの経済学(第6章)ファイナンス」

2009年1月29日 e-ラーニング 「SBI 大学院大学」における池田信夫教授の講義

第6章 : ファイナンス

第1節 融資と投資

6-1-1

「ファイナンス」という場合でも2通りある。融資(ローリスク・ローリターン)と投資(ハイリスク・ハイリターン)。「融資」とは堅実なビジネス向け

6-1-2

「投資」は「融資」とは全く逆。配当は非常に高い場合もある。普通の会社の場合は、融資と投資の両方を受けていることが多い。「投資」は、新しい企業を立ち上げる時に向いている

6-1-3

投資としては、単に生きているという会社に投資してもほとんど意味がない。うんと儲かる会社を当てないといけないので、一種のギャンブルみたいなもの。

第2節 ベンチャー・キャピタル

6-2-1

ベンチャー・キャピタルはイノベーションをする場合に、ファイナンスの主体として非常に重要な役割を果たす。「ベンチャー・キャピタリスト」というのはいない。ベンチャー・キャピタルというのは、超お金持ちの人の資産を運用する人たち。

6-2-2

日本の融資の場合には、事業を興す人が命がけでやらなければならないことがある。へたすると、親戚まで巻き込んで大変なことになる。日本の融資というのは究極のハイリスク。それに比べると、ベンチャー・キャピタル型の失敗しても「すみません」で済むような運用の方が会社を起こす人のリスクは低い。

だから、日本でもそういう仕組みを作らなければならないのだが、非常に色々な問題があって育たない。

6-2-3

ベンチャー・キャピタルは日本の産業金融のようにずっと貸したままということはまずない。最大5年でお金を回収する。これが日本の銀行との最大の違い。

ベンチャー・キャピタルの投資額は一時期は半減したものの、最近ではそこそこの規模のお金がベンチャー企業に回っている。これが、アメリカの新しい企業の活力を支えている

第3節 日本の中小企業融資

6-3-1

日本にもベンチャー・キャピタルはあるが、金融資産1500兆円のうちベンチャー・キャピタルに回るのは1兆円という状態なので、あとの99.9%くらいは融資で回っていることが多い。

不良債権は投資案件では基本的に起こらない。なぜなら、投資は失敗したら自己責任で後を引かないから。投資した人は大損するが、お金を借りた方は「すみません」と言えば済む。

ところが、融資の場合は「すみません」では済まない。貸した方の銀行に大幅な損失が出るので、今度は貸した方も困る。

6-3-2

そもそもベンチャー・キャピタルは日本では少ないのですが、その少ないベンチャー・キャピタルでもお金を持てあますほど、ハイリスク・ハイリターンな企業は日本にはほとんどない。中小企業金融公庫や国民生活金融公庫といった政府系の金融機関は低利融資をする。それをベンチャー企業の育成と言っている。

でも、そういうやり方ではベンチャー企業は絶対に育成できない。融資という形を取る限りは、結局、融資は返さなくてはならないので、ある程度の固いローリスク・ローリターンのビジネスしかやれっこない

6-3-3

ベンチャーの事業をやる側の問題として、日本ではリスクが取りにくい。

過剰規制 → 官製不況

・ J-SOX法(金融取引法) 企業の内部の金銭のやり取りや内部統制について全部文書化するという法律。J-SOX法がある限りは、中小企業では、とてもじゃないけど対応できない。

・ 個人情報保護法

個人情報保護法を厳密に言及すると、その本人の了解なしには、その個人の名前をコピーすることも第三者に送ることもできない。だから、電子メールでその人の情報を送ることもできない。

・ 著作権法

今は検索エンジンは違法だということになる。なぜかというと、著作権法では、情報を複製するというのは著作者の了解なしにはできない。ところが、グーグルでもヤフーでも「キャッシュ」と出てくる。キャッシュは検索エンジンのサーバにコピーしている。だから、検索エンジンサーバーは日本にはないことになっている。

・ 貸金業法

サラ金の規制。日本は法律が厳しい上に、融資する側もリスクに対して過敏になっていて、おまけに事業主体自身もリスクは取りたがらないという3つの要因が重なっているものだから、日本ではイノベーションは起こりにくい。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

このブログがお気に召したらクリックをして下さい

人気ブログランキングへ

« 講義「イノベーションの経済学(第5章)技術革新」 | トップページ | 講義「イノベーションの経済学(第7章)知識のマネジメント」(最終章) »

池田信夫教授の主張」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 講義「イノベーションの経済学(第6章)ファイナンス」:

« 講義「イノベーションの経済学(第5章)技術革新」 | トップページ | 講義「イノベーションの経済学(第7章)知識のマネジメント」(最終章) »