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2009年7月の10件の記事

映画「The Hanging Tree」(邦題:縛り首の木)

1959年製作 アメリカ映画

デルマー・デイビス(Delmer Daves)監督の西部劇

主演:ゲイリー・クーパー(Gary Cooper), マリア・シェル(Maria Shell)

インディアンと騎兵隊ものが主流だったこの時代の西部劇の中で、この作品はインディアンは全く現れませんから、異色といえばそうなるでしょう。

結末はハッピーエンドです。やっぱり映画はハッピーエンドが一番良いです。

[閑話休題] 私事ながら、今は亡き、私の父親がゲイリー・クーパーが大好きで、彼の映画は私の少年時代に家族で殆ど観ました。亡き父親は、終戦直前に陸軍で軍馬の調教をしていた為、馬の知識が豊富で、西部劇映画に出演する馬は大体オス馬だ。その理由は、お尻が小さくて走っている時の姿がとても美しいからだという風なことを教えてもらいました。

それと、この映画では、オーストリア出身のマリア・シェルですね。「縛り首の木」は彼女がハリウッドに出演した記念碑的作品。残念ですが、DVDは未発売、VHSも今はありません。中古VHSでも数万円するようです。彼女はその美貌もさることながら、文芸作品のヒロインとしてよく出演していて、不幸を耐え忍ぶような役柄を演じながらも優しい眼差しの人です。 

あらすじ:

有望な金脈が発見されて沸き立っている町に医院を開いた医師フレール(ゲイリー・クーパー)は暗い過去を秘めていた。少しずつ明らかになるが、それはフレールの妻が彼の弟と不倫をしたため、家ごと火をつけて焼いてしまったということのようである。それゆえに人間不信あるいは女性不信となり、故郷を捨てて、山の中の町に流れてきたらしい。

さて、駅馬車が登場するが、強盗に襲われて父親は死亡し、その娘エリザベス(マリア・シェル)は瀕死の重傷を負った。しかし、フレール医師の懸命の介抱で失明しかかった眼が見えるよになった。そして彼女はフレール医師に惹かれていく。彼女はヨーロッパから父親と新天地へ希望を求めて移民としてやってきた背景が語られる。ーこのあたりが、マリア・シェルが実際にオーストリア出身であることと重ねていて巧みな構成です。アメリカ人にとってもヨーロッパは一種の憧れなのでしょう。

彼女は健康を回復したあと、フレール医師から帰国を勧められた為、失望するが、砂金堀りをして、その町に滞在することにした。一方、砂金堀りの荒くれ男たちが、彼女をものにしようと迫る。

ウィキペディア :The Hanging Tree(縛り首の木

IMDB (Internet Movie Database)は下記:

imdb.com

 

マリア・シェル(Maria Schell) [1926年生-2005年没]

Maria_schell

途中、彼女が砂金堀りの資金を借用する際に、フレール医師が彼女に分からないようにこっそりと資金援助を続ける話が織り込まれている。

苦労の末に、ようやく彼女は何トンという規模の金脈を掘り当てる。

金脈発見したその日、町では酔っ払った荒くれ男たちが騒動を起こし、彼女に執拗に迫ってくるが、危機一発のところで、フレール医師が駆けつけ、荒くれ男を拳銃で射殺して、彼女を救った。

しかし、殺人の罪で、フレール医師は縛り首の木に吊るされようとする。まさにその刑が執行されようとした直前に、彼女が、金鉱の権利書(100万ドルの価値ですから、単純に1億円、実際は数十億円でしょう)と金の粒を交換条件にして、荒くれ男たちに、フレール医師の命ごいする。

その結果、フレール医師は縛り首を免れることになり、そこでようやく、フレール医師は彼女と二人で幸せになることを決意する場面で、ハッピーエンド。

[感想]

ずっと、女性不信だった、フレール医師が最後には、100万ドルの大金よりも、愛を選んだ彼女の心を信じるというところは、古典的な恋愛映画であるともいえます。

しかし、この映画の意味は、人間は愛情とお金のどちらを選択するのか、或いは引くか、前進するかなど、極限状態の場面で決断する時にこそ、その人間の真価が問われるということだと思います。そして、未来を信じようということを作者は言いたいのだと私は思います。

縛り首の木(opening scene)  1/2 日本語字幕hard sub


縛り首の木(ending scene)  2/2 日本語字幕hard sub

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映画「Passchendaele(パッシェンデールの戦い)」 予告編及び白兵戦

予告編の紹介 公式サイトはhttp://www.passchendaelethemovie.com/

6/29の箇所にあらすじ、などを書いていますから、よければそっちも観てください。

Youtube --予告編に日本語字幕をつけてみました。ついでに英語も、画面右下のキャプションで日本語または英語を選択。

<<youtubeはリンク切れです。一番下に貼ってるdailymotionを見てください>>

「白兵戦」-日本語と英語の字幕付き

私は近年の映画の中では優れた作品だと思います。結末はどっちになるか分からずハラハラドキドキ。ハリウッド作品は大体結末も分かるし、宣伝ばかりという映画が多いのであまり好きではありません。これはポール・グロス監督が自分の父親から聞かされた大戦の経験をもとに製作した映画だそうです。劇場は未公開ですが、DVDが発売されました。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

part 1  :http://www.dailymotion.com/video/xd5iav_passchendaele-yyyyyyyyyyyy-1-of-13_shortfilms

part 2 :http://www.dailymotion.com/video/xd5idt_passchendaele-yyyyyyyyyyy-2-of-13-w_shortfilms

part 3 :http://www.dailymotion.com/video/xd5ii2_passchendaele-yyyyyyyyyyy-3-of-13-w_shortfilms

part 4 :http://www.dailymotion.com/video/xd5imi_passchendaele-yyyyyyyyyyy-4-of-13-w_shortfilms

part 5 :http://www.dailymotion.com/video/xd5io5_passchendaele-yyyyyyyyyyy-5-of-13-w_shortfilms

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GeForce 8800GTS(VGA)の夏対策(続編)

フリーソフト Riva tuner ver 2.24でDuty Cycle minをデフォルトの36%から55%に設定した。変更したのはその%だけです。ファンはPNY製オリジナルファンのまま、室温 31℃、エアコンなしの状態

グラボの温度状況:PNY GeForce 8800GTS 512MB(G92コア)です。

Duty cycle min                36%(デフォ)      55% (固定)    

室温                      31 ℃        31 ℃
アイドル時                    51  ℃       48 ℃  
TMPG Express 4.0 エンコ 15分経過    64  ℃       54 ℃
ファン回転数                1,100 rpm      1,800 rpm 
Ambient 温度                 51 ℃         43 ℃
 
しかし、Riva Tuner は効果大きいですね。10℃も下がるのですね。早くインストールすればよかった。今はまあまあ。温度は、NV Temploggerで計測しています。ファンの騒音の問題があるので、デフォルトでは回転数を抑えているという事のようですね。ファンの回転数が大きいとグラボの寿命が短くなるかもという心配はありますが、暑いのは我慢できません。部屋のエアコンをまわしたら、さらに3℃以上下がります。

36%から55%ヘの変更方法は、3Dスライダーをマウスでつまんで55%に移動して、適用ボタンを押せば残りの2Dスライダー二つは自動的にいっしょに移動する。そして真ん中左にあるapplyチェックボックスにチェックを入れる。なお、riva tuner の使い方は色々ネットにありますが、私が参照したのは、次のサイトでした。参考までに 

RivaTunerでビデオカードをパワーアップhttp://freesoft.tvbok.com/freesoft/pc_system/rivatuner.html

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求職活動(7/21)

7月21日 関西地方はまだ梅雨明けしないので、朝から雨。

午前中にハローワークへ電車で行く。11時ごろ到着する。いつものように、総合受付でコンピュターによる閲覧の番号札をもらう。今日は意外と空いていたので、すぐ端末機の前に座って、検索を始める。もっぱら職種を条件にして探す。30分くらい閲覧して終了してから、総合受付に番号札を返却すると同時に備え付けの「アンケート用紙」と「雇用保険受給資格者証」を提出する。

「何か相談することがありますか?」と聞かれるので、「今日はありません」と答えると、「受給資格者証」の裏側に日付とゴム印を押してもらう。これで求職実績1回になるから、7月10日の失業認定日の分と合計して、最低実績2回を達成したことになる。

ハローワークを出るときに、就職案内のフリーペーパーを配っている広告会社の人がいたので、それをもらった。

これで、本日は帰宅した。

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GeForce 8800GTS(VGA)の夏対策(第1回目)

自宅に常時使用しているパソコンが3台あります。2007年8月にBTOで購入したCore 2 duo 2.4GHz Windows XP-pro Mem 2GB マシンには、グラフィックボードとしてPNY製:NVIDIA GeForce 8800GTS 512MBを搭載していますが、かなりの爆熱です。CPUファンから結構な熱風が排気され、暖房状態になります。

西日本はなかなか梅雨があけずに、蒸し暑い状態が続いており、エアコンなし机の上で今日も気温31℃です。そこで、今年は夏対策にトライするか。。。ということで、皆さん方の対策を調べ、原因を考えてみると、爆熱はCPUのせいではないようです。

グラフィックボードが原因ということで、とりあえず、グラボのファンの回転数をコントロールしてみようということにしました。勿論、ケース内部の清掃実施したあとです。

①マザーボードはMSI製品です。付属CDにMSIのユーティリティとして「Dual Core Center」というのがあったので、これをインストールしました。

しかし、グラボがMSI製品でないために、どうもファン回転数のコントロールができないようです。そこで、VGA動作モードを「Cool」に設定しますと、VGAのクロックがデフォルトの650MHzから520MHzに下がるので、これを実行しました。

Msimenu

(7/21追記:何かの拍子にしばしばマウスがフリーズする現象が発生したので、Dual core centerはアンインストールしました。そして、Nv Templogger というソフトをインストしてグラボの温度だけみることにしました。)

②ファン回転数をコントロールするために、「Riva Tuner Ver 2.24」という海外製のフリーソフトをインストールしました。BIOSを直接しても出来るということですが。。ソフトにします。

デフォルトで「Duty cycle min %」が36%でしたので、55%にアップしました。こうするとファンの回転数が増加するということのようです。

Riva_tunerfan

まだ1日だけの結果ですが:

CPUをモニターすると、CPU温度はもともと28-32℃程度で、一応CPUクーラーをつけてますから、そもそもあまり高くないようです。

VGA温度の比較:

パソコン起動時:49℃

何もしないとき:簡単なアプリ使用で53℃

MSI Dual core centerのCoolモードにすると52℃で1℃ダウン

Riva Tuner でDuty Cycle minを55%にしたら簡単なアプリ使用で47℃になりますね。ということは、53℃-47℃= 6℃ダウンです。

恒久対策はグラボ交換?今のGeForce 8800GTSのリファンレスファンのみ別のファンに交換?かもしれませんが。まあ、回転数制御でしばらく様子見にします。

--GeForce 8800GTS夏対策の続編は7/23の箇所に---

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書籍「The Birth of Plenty」(邦題:「豊かさ」の誕生)

副題:「成長と発展の文明史」 2006年8月発行 475ページ 著者は:投資家のウィリアム・バーンスタイン氏(William Bernstein) 翻訳は:徳川家広氏

これはすごい本です。著者は経済学者ではありませんが、その知識に圧倒されます。戦争や政治的な革命の要因を横に置くことによって、この200年間の世界史における富の増大を解明しようとした本です。

Photo

著者は、「近代経済成長の鍵」となったのは,冒頭で

①私有財産権 ②科学的合理主義 ③資本市場 ④迅速で効率的な通信・輸送手段

の4つがその条件だと結論づけています。この時点でもう分かったような気になってしまうのですが、それからが極めて奥深い。

第一部では、西暦1820年ごろに急激に富は増大したのはなぜか?近代経済成長の源泉である上記の4条件の成立する過程をひとつずつ詳述します。

現在の先進諸国は19世紀から20世紀を通じて国民一人当たり平均年間GDP成長率を2%程度に加速させて、その水準を維持してきており、先進国の成長率は2%に収斂することが述べられています。

ちなみに、現在の日本の年間GDP成長率は2%より低く大きな問題だと言われていますが、バーンスタイン氏は世界史の長期的観点からするとOECD諸国の中でも、やや低い日本の現在の成長率が本当に問題かどうか疑問を提示しています。それよりも国民の豊かさの意味を追求しようという姿勢です。

世界全体の一人当たりGDPの推移を見ると,1820年以降世界は一貫して豊かになり続けている。著者はその1820年の経済成長の大爆発の原因を探る。そのために、1600年以前のヨーロッパの日常生活の実態を詳しく論じている。

そして、ヨーロッパの中ではイギリスでなぜ産業革命が起こったか、その背景も説明。要は上記4要素のうちひとつが欠けても近代経済成長は困難であるが、イギリスでその4条件が揃ったということである。このあたり、そのままイギリス憲政史やアメリカ建国史として読めます。

第2部では

「産業革命」 現代先進国の豊かさの起源は産業革命ではない。その国の制度にある。

「工業国家」 1960年代には世界の政策エリートは工業化こそが繁栄の必須条件であると結論づけた。しかし工業部門が小さいオーストラリアは後進国ではない等、工業化が豊かさの条件ではないことを説明している。

「イギリスとスペインの違い」 オランダやイギリスで芽生えた近代経済成長を述べ、フランスやスペインはなぜ出遅れたのかを説明。現代のラテンアメリカの貧困はこの時代のスペインの前近代的財産制度をそのまま引き継いでいることに原因がある。

「日本の戦後成長」 日本の、第二次大戦後の成長はマッカーサーによる政治と経済の民主化だと言うが、本当はアメリカ軍の駐留によって戦前の50%にも達した軍事予算が不要となり1%程度で済んだことが大きいと言う。勿論、日本人の身につけた西欧的な制度と知識の下地は無傷であったために、すばやく経済が回復した。

イスラム国家の問題」 イスラム文明の衰退は私有財産制度と法の支配が不十分であると言う。それは15世紀にコーランの解釈を固定し、将来の新解釈を拒絶して、その結果、改革をあらかじめ拒絶している事に基本的な原因がある。

マルクス主義の誤り」 資源がない国でも豊かであり、マルクス主義が主張する貧困の原因は帝国主義的収奪だと言うことの誤りを指摘。

大事なことは、支配者が生産的な経済活動をを妨げず、かつ十分な歳入が得られる税制を敷き、国民に治安や衛生などの行政サービスを提供すること、そういう国は繁栄する。

第3部では

「豊かさは人を幸せにするのか」 という哲学的な問いに各国の意識調査結果のデータ等に基づいて実証的に論じる。

「幸福のピラミッド」 人間の衝動・欲求には優先順位がある。すなわち①食物・水・空気等の生理的欲求②身の安全と安定した職業を欲する安全の欲求③家族や共同体などから得られる帰属感という親和欲求④地位に関する自我欲求⑤自己実現

「幸福を科学する」 幸せの度合いは、経済状況、雇用、健康、家族の状態の4つの指標から導かれる。

「隣人効果」 金持ちが近くにいて、それをテレビ等で見るだけでも、惨めさを感じてしまい、自分たちは貧乏だと思う。

「日本の幸福指標」 現在の日本はお金で幸福を買えない状況にあり、それが問題。

「アフリカ諸国などへの経済援助」 いわゆる箱物援助は無意味だ。アフリカには裁判官と弁護士の養成が先決事項である。法の支配と財産権の確立をまず確立すること。

「成長と平等」 富と所得の格差があまりに大きくなると、平均的な市民の幸福感は損なわれ、人々は社会の一員であるという気持ちを失ってしまう。

「所得と富の再分配」 累進税率の適用などによる、所得と富の再分配が肝要である。例えば意識調査で幸福指標のトップに位置するアイスランド・オランダ・デンマーク・スイスなどの国は所得再分配を重視した税制を敷いていて、貧富の格差がそれほど大きくない。

最後に、著者は持続的経済成長に対する最大の脅威は、豊かになれば国民が政府に対して要求する項目が増えていくことかもしれないと述べる。しかしながら著者は、世界の未来予測は困難と言いつつ、人類の叡智を信じて楽観的であることが読み終わって大きな救いです。

「ブログ管理人の意見」 内容を一言で書くことが難しかったので、ややダラダラした書き方になりましたが、ご容赦ください。

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無言の人々

ハローワークで皆、呼ばれても返事をしないという話を妻にしたら、私の妻も民間の普通の病院で働いていますが、受付から名前を呼んでも誰も返事しないとのことです。

妻の言によると、「自分がそこにいるということを他人に知られたくない」ということではないかとのこと。あ。なるほど。奥さんは賢いですね。でも、それにしても、名前を隠すこともないと思うのですが。やっぱり、私には理解できません。

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映画「The English Patient」(イギリス人の患者)

アメリカ映画、1997年4月に本邦公開 第69回アカデミー作品賞を受賞、監督はアンソニー・ミンゲラ(Anthony Minghella)

原作は1992年のブッカー賞(イギリス文学賞)を受賞したマイケル・オンダーチェ(Michael Ondaatje)の小説

あらすじ:

・映画は、第2次大戦の最中、エジプトサハラ砂漠を低空で飛行する複葉機がドイツ軍の対空砲火で撃墜されるシーンから始まる。全身火傷を負ったパイロットは砂漠の民ベドウィンに助けられ、イギリス軍のキャンプに送り届けられる。

・記憶を失っていたパイロットは身元不明のためイギリス人の患者(The English Patient)と呼ばれる。その後、イギリス軍とともにイタリア戦線へ移動したが、ヘロドトスの書物を愛読する博覧強記の神秘的な男にひかれた従軍看護婦ハナから献身的看護を受ける。

・瀕死の患者は徐々に記憶を取り戻し、過去の回想を若い看護婦ハナに語るようになる。男の語り継ぐ言葉はミステリアスな愛の世界だった。男はイギリス地理学協会のサハラ砂漠調査隊のメンバーで地図の作成を行っていた。男の名前はアルマーシ伯爵でハンガリー国籍。

・男は調査隊同僚の新妻キャサリンに恋をし不倫関係になる。砂漠調査の途中、二人は砂嵐に巻き込まれ帰還不可能となった為、洞窟の中にキャサリンを避難させ、男は救援を求めてサハラ砂漠を横断する。

IMDB (Internet Movie Database):「The English Patient

imdb.com

・しかし、男はスパイと疑われイギリス軍の救援を受けることが出来ず、敵側のドイツ軍にサハラ砂漠の地図を渡してその交換として(史実かどうかは不明ながら男がドイツ軍に砂漠を横断できる地図を渡したことがドイツ軍有利となって北アフリカ要衝のトブルクが陥落した原因になっている)、敵側ドイツ軍の援助を求めた、男は洞窟へ戻ったが、キャサリンは既に死亡していた。キャサリンが男の戻ることを信じて洞窟の暗闇の中で書き残した遺書は女性の深い愛を語る。。。キャサリンの愛に対して、男は何を報いることができたのか。。。キャサリンの遺書をハナがアルマーシ伯爵の横で朗読するシーンは感動的でした。

ラストシーンはハナが過去を振り切って生きることを決意する場面です。悲劇でありながら未来への賛歌を観客は感じ、幸せな気分になることができます。

この物語はその背景として、アフリカは列強諸国が国境線を地図上の緯度・経度で線引きしたことー現在でも国境は直線であり、そのことが現在にいたるアフリカの紛争の原因を作った。アフリカの問題は過去の奴隷貿易による人口減少から始まり、国境の点も含めて列強諸国にその責任があるといっても過言ではない(私の意見)ーしかし、砂漠の民のベドウィンには国境はなかった。物語の中で「愛に国境はない」と言いながら、人間は国家に属すること。国家は人間を保護する場合もあるが、その反対の場合もあること。。など、人間と国家の問題をひとつのテーマにしている。

日本で公開された当時、妻と映画館でいっしょに見ましたが、妻は何のことかさっぱり分からなかったとの感想でした。物語が詩的で現実と回想シーンが交差する進行になっていることや西洋的な予備知識の点(妻にとってはヘロドトスという人名やら固有名詞やら、そもそも第二次大戦はどことどこが戦ったかのかなど)で難解なものがあると思います。正直、映画のほうはシーンが少し前後する構成になっているので私も分かりづらかったのですが、心に残り、公開から2年後に小説が翻訳され読むことで、ようやくその素晴らしさが分かるようになりました。私は「国家は必要である」という認識です(私の意見)

映画は時間の制約のためと思いますが、小説の珠玉の細部を切り捨てている部分があり、その点が残念です。しかし、原作と映画を両方、改めて見直してみて、アカデミー作品賞受賞に値する映画だと思いました。

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第3回失業認定日

指定時間は午後2時30分から午後3時の間ということですが、今日も早めに自宅をでて、ハローワークに午後2時ごろ到着した。

①失業認定申告書

②雇用保険受給資格者証(6/12と6/23求職活動2回の実績あり)

を窓口に提出した。だいたい50人くらいの人が待っていた。順番に呼ばれて、私は約25分後に呼ばれたので、窓口へ行きました。今日も職業相談1回の実績になるから、あと最低1回の求職活動実績が次回8月7日認定日までに必要ですとの説明を受け、数分で終了した。今日はハローワークの担当者も3人で応対していたので早く進行していました。

それにしても、前回も今回も思うのですが、ハローワークの担当者から「xxxさん」と呼ばれた時、私は「ハイ」と返事をして行くのですが、99.9%の人は「xxxさん」「xxxさんはいらっしゃいますか」と呼ばれてやっと待合席を離れて、そして返答もせずに「無言」で窓口へ行くのですね。今日は私とあともう1人を除いて全員「無言」でした。

老若男女を問わず呼ばれても一切「無言」なのですね。いったい、これは何なのでしょうか?ハローワークの担当者も大変ですね。私には理解できません。

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書籍「旅順攻防戦の真実(乃木司令部は無能ではなかった)」

別宮暖朗(べつみや・だんろう)著 PHP文庫 2006年5月発行 365ページ 「坂の上の雲では分からない旅順攻防戦」を改題。明治維新から37年後の1904年に起こった日本とロシア帝国の間の日露戦争における旅順の戦いの真実を追究した著書。

司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」は日露戦争について大きな影響を世間に与えた書物ですが、その誤りを徹底的に論破しています。正直、最初に読むと、これでもかという強烈な論破ゆえに少しいやになる面はあるのですが、別宮氏は歴史家の立場として司馬遼太郎説に我慢がならないのだと思います。何度も読んでようやくその素晴らしさが理解できるようになりました。

冒頭に兵頭二十八氏との対談がありますが、その中で、兵器の点からの説明で以下の点はなるほどと感じました。

Q:日本側の師団砲兵主力の75ミリ野砲が旅順攻囲戦でなぜ無力だったのか。

A:それは弾薬として空中で破裂する榴霰弾しかなかったからだ。ロシア軍もそうだ。榴霰弾の粒の終速は拳銃弾以下だから、板の屋根でも防げる程度。着地して弾頭が炸裂する榴弾が完成したのは旅順攻防戦の後、ヨーロッパですら榴弾の有効性を認識したのは1914年の第一次大戦開始後である。(つまり、28サンチ海岸砲を日本から搬入したのは乃木将軍が無能だったからではないということの説明)

・ロシア軍の小銃には銃剣がネジでとめられており、兵站工場で修理するとき以外は兵士が勝手にはずせないようになっており、ロシア軍の方が銃剣をむしろ愛用した。(つまり、日本軍の方が銃剣突撃に頼ったということではないことの説明)

・陸軍首脳が真剣に悩んだのは、技術の質的模倣ではなくて、近代的マスプロの規模、大量生産という国内重工業の「段階」の問題。

さて、本文では別宮氏は「要塞」の生い立ちと歴史の説明を行い、特に榴弾が完成してからの要塞は榴弾の直撃を受けても壊滅しないように保塁を設計した。では、保塁と保塁を守備するのはどうするかといえば「塹壕」である。

近代要塞は1ケ所を突破しても攻略できない。近代要塞は何箇所も防御拠点を持っており、防御ラインに縦深性を持っているから。

歩兵の突撃だけが、塹壕を突破できる唯一の手段であった。以下、戦術などの内容が詳しく語られています。

要は、乃木将軍は無能ではなかった、彼は消耗戦でのみ勝利できると理解していた、消耗戦とはすなわち相手側兵士の生命を奪うことであり、勿論味方兵士も死ぬ。ただ彼は兵士の消耗戦を戦うには優しすぎただけだ。。ロシアが敗北を認めたのも203高地で多大な死傷者をだしたからだ。

特に最後の部分で「現代日本人は大日本帝国が崩壊した後、その存立のための死闘、日露戦争、そしてその決戦的勝利の旅順攻防戦の記憶を拭い去り、勝利した司令官の思い出を辱めている」という点に別宮氏の思いが込められていると思います。

この本を通じて、別宮氏の根本主張を私なりに書きますと:

①世の中一般にある、海軍善玉、陸軍悪玉論に疑問を提出。

②陸軍省や東京にいるエリート軍人が官僚化して、自己保身を行い、そのために戦後になって、生存した人間が自分の都合のよい発言を繰り返す。またそういう姑息な人間のお先棒をかつぐ人間がいた。そういう姑息な人間たちは今でもいて真実を隠そうとする。

③高級軍人の行動動機は国益、国際平和、給与ではなく直属上司に気に入られることである。高級軍人も現在のキャリア官僚と変わらない。試験で採用された公僕はいかなる省庁に配属されても属する組織を擁護する。

そして歴史が必然的に進行する、すなわち「奴隷制-封建制-資本制-共産制」と人類社会は進化するというマルクス主義の歴史観はもはやまともなサークレでは語られない。司馬遼太郎氏もこういうマルクス主義者の教説の範囲で歴史を理解したものであろう。マルクスの呪縛から、日本も脱しなければならないという別宮氏の主張はまさにその通りだと思います。

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