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書籍「パールハーバーの真実(技術戦争としての日米海戦)」

兵頭二十八 著 「パールハーバーの真実(技術戦争としての日米海戦)」 PHP文庫、2005年 全343ページ

あの大東亜戦争の敗因は一言では括れない。パールハーバー奇襲作戦後、ミッドウェーでの惨敗、よく聞かれるのが「緒戦の勝ちに奢ったからだ」と片付けてしまう説だが、冷戦後各界第1線の日本人はこの旧解釈だけではもはや満足できないだろう。そうではなくて、当時の日本人に何か、現代戦争に向いていないところがあったのではないか、日本の空母や飛行機のデザイン、運用にも日本人自身が知らない重大な欠点があるのではないか(前書きより)

といった著者の前書きで始まるこの本が、私が2番目に読んだ兵頭氏の著作です。この本の中で語られていることは、これまで一般に流布されてきた説とは、1線を画するものでした。

Photo_3

・1922年のワシントン海軍軍縮条約で、米及び英・日・仏及び伊の保有艦の総排水量比率を5:3:1.75とする旨定められた。そのハンディを克服するために、日本海軍人はどういう対応をしていったか。。。

・日本海軍人が決戦を決心するに至った装備は何か?日本は魚雷中心主義、アメリカは急降下爆撃主体になったその背景は何か?その思想の違いは?

・魚雷は自走するための小型精密エンジンがついた、ハイテク機器であり、極めて高価な兵器、維持管理・運用をどうしたか、空母に何発在庫できたのか。何回戦闘できるのか?

・パールハーバー奇襲成功後、ミッドウェーの惨敗は策敵行動の不備だけがその原因か?日本の空母は「密閉式格納庫」、に対して、アメリカの空母は「解放式格納庫」この違いの背景とその結果どういうことが起こるか?

・零式艦上戦闘機は20mm機銃を備えていたが、空母の上空に滞空して母艦を守る本来の性格の「母艦直衛任務」から考えて携行弾数が少ない20mmは、適切な装備であったのか?

・戦闘機の接合部の油もれを防ぐには「人造ゴム」が必須であるが、当時の日本には耐油性の「人造ゴム」を製造する技術が無かったため、皮パッキン、紙パッキンで代替した。その結果は?

直接の資料が現存していない場合は、兵頭氏が関連資料に基づき推論で結論をだしている点に不満を抱く方もいるかもしれませんが、私は合理的な推論だと思うし、納得できるものでした。

兵頭氏は大多数の人とは異なり「パールハーバー奇襲」は、第一次大戦の惨禍を反省し国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄し、日本も批准したところの1928年の「パリ不戦条約」違反という立場を取る訳ですが、その点の詳細は兵頭氏の他の著作に譲り、前書きにもあるように技術・装備・運用という視点から、太平洋の海戦をとらえ、現代にも示唆するものが数多く含まれている著作で、これも私の好きな本のひとつです。

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